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米カリフォルニア州の山火事、内務長官「環境保護主義者のせい」

2018/11/21
更新: 2018/11/21

[ワシントン 20日 ロイター] – 多数の犠牲者が出ている米カリフォルニア州の山火事について、ジンキ米内務長官は20日、間伐などの森林管理の停止を求めた環境保護主義者による訴訟が一因だと主張した。山火事に関する電話会見で述べた。

長官は「木を1本切ったり間伐するよりも、森林全体を焼き払うことを望む過激な環境保護団体」が、森林管理の停止を要求して訴訟を起こしたと指摘。山火事が起きた責任は環境保護主義者にあると述べた。

長官は特定の団体を名指しはしなかった。気温上昇や干ばつ、倒木なども山火事の原因になったとも述べた。

森林を巡って政府を提訴したことのある環境保護団体「生物多様性センター(CBD)」のランディ・スピバク氏は、2009─17年のカリフォルニア州の森林管理に関する576件の連邦政府決定のうち、訴訟が起こされたのはわずか38件だったと指摘。「長官は過激な環境保護主義者の責任だと言っているが、根拠のない主張だ」とし、気候変動と山火事が起こりやすい森林の開発加速が今回の惨事を引き起こしたとの見方を示した。

Reuters