[オーランド(米フロリダ州) 21日 ロイター] – 米航空宇宙局(NASA)は21日、民間宇宙開発ベンチャーのスペースXのロケットで国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士を運ぶ計画について、来年1月7日に初の打ち上げ試験を行う予定だと発表した。
スペースXの大型ロケット「ファルコン9」に宇宙船「クルー・ドラゴン」を搭載し、ケネディ宇宙センターから3人の飛行士を送り込むという。
NASAは2011年にスペースシャトル計画を打ち切って以降、ISS向けの飛行士や物資の輸送をロシアに頼ってきたが、商業有人宇宙輸送プログラム(CCP)に基づいて早ければ来年にも米民間企業のロケットをそうした用途に利用できる態勢を整えることを目指している。
このCCPの事業を請け負うのがスペースXのクルー・ドラゴンとボーイング<BA.N>の有人宇宙船「CST─100」となる。
スペースXは、1月7日の打ち上げ試験が成功すれば、6月中に第1回のミッションを開始する方針を明らかにした。
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