米非常事態宣言に対する訴訟、トランプ大統領は勝利に自信

2019/02/20
更新: 2019/02/20

[ワシントン 19日 ロイター] – トランプ米大統領は19日、米国の16州が非常事態宣言を阻止するために政権を提訴したことについて、「われわれはこの訴訟で成功を収める」と自信を示した。

トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設資金を確保するために国家非常事態を宣言したことを受け、カリフォルニア州を筆頭に16の州が18日、政権を提訴した。

ホワイトハウスは18日遅くに訴訟に関するコメントを拒否したが、トランプ氏は記者団に対して「最終的にわれわれはこの訴訟で大きな成功を収める」と語った。

訴訟には、カリフォルニアの他、コロラド、コネティカット、デラウェア、ハワイ、イリノイ、メーン、メリーランド、ミネソタ、ネバダ、ニュージャージー、ニューメキシコ、ニューヨーク、オレゴン、バージニア、ミシガンの15州が加わった。

非常事態宣言により、トランプ大統領は議会が他の用途に承認した予算を国境の壁建設にまわすことが可能になった。原告側は、非常事態宣言により、薬物取り締まりを行う州兵部隊のための連邦予算、数百万ドルが失われる上、軍施設建設費として承認された予算から壁建設に資金が振り向けられることは経済に悪影響を与えると主張した。

*見出しを修正しました。

Reuters
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