トランプ氏、ベネズエラ大統領の失脚目指す取り組み継続=特使

2019/06/26
更新: 2019/06/26

[ワシントン 25日 ロイター] – 米国のベネズエラ担当特使、エリオット・エイブラムス氏は25日、トランプ大統領は依然、ベネズエラのマドゥロ大統領を失脚させ、米国など西側諸国の支援を得て暫定大統領就任を宣言した野党指導者、フアン・グアイド国会議長を大統領に就任させるため圧力をかける政策にコミットしていると述べた。

マドゥロ大統領はロシアと中国の支援を受けており、これまでのところ、トランプ大統領が進める失脚工作は成功していない。

エイブラムス氏は、イランとの緊張の高まりや中国との貿易交渉など他の緊急課題により米国がベネズエラに対する関心を失ったのか、との疑問を一蹴。

また、マドゥロ氏がベネズエラの挙国一致内閣に参加する可能性を断固否定し、記者団に、「(マドゥロ氏が)解決の一端を担ったり、暫定政権に参加したりする可能性は考えにくい」と述べた。

Reuters
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