メローニ伊首相 湾岸3か国を電撃訪問 エネルギー供給の確保図る

2026/04/05
更新: 2026/04/05

イタリアのメローニ首相は4月3日、事前の発表なしにサウジアラビアを電撃訪問した。今回の訪問の主な目的は、イランの攻撃を受けた湾岸パートナー国に対する支持を表明し、イタリアのエネルギー供給を確保することにある。

メローニ首相は4日、カタールの首都ドーハに到着し、カタールのアル・フライフィ外交担当国務大臣の出迎えを受けた。

その前日、メローニ首相はすでにサウジアラビア第2の都市ジッダで、サウジのサルマン王太子兼首相と会談していた。

メローニ首相は、イランとの戦争開始以降、湾岸諸国を訪問した初のEU加盟国首脳である。

2日間の訪問では、アラブ首長国連邦(UAE)も訪れ、同国当局者と会談する予定で、エネルギー供給の安全保障を強化し、湾岸諸国に対するイタリアの支持を改めて表明する狙いがある。

イタリア当局者は、湾岸パートナー国に対し、イランの報復攻撃に対処するための防衛用兵器をすでに供与しており、さらなる支援を提供する用意があると述べた。イタリアは燃料価格の高騰への対応に追われている。

先週、ホルムズ海峡がほぼ完全に封鎖されたことを受け、イタリアの湾岸供給元が液化天然ガス(LNG)の納入期限を延長したとの通知が当局に届いた。さらに、今後4月から6月にかけて、10件の貨物輸送が一時停止された。

メローニ首相は現在、信頼性の高いエネルギー供給の確保を急いでいる。先週には北アフリカのアルジェリアを訪問し、アゼルバイジャンへの訪問も計画している。

また、ロイター通信の報道によると、イタリアは6月から米国の「ゴールデンパス」LNGプラントからのLNG受け入れを開始する見通しだ。