[メルボルン 29日 ロイター] – オーストラリア議会は29日、東ティモールとの海の境界線を規定する実施法案を可決した。これにより、境界に当たるティモール海底にあるガス田「グレーター・サンライズ」がもたらす利益の両国間での分配で枠組みができたことになる。
このガス田は1974年に発見され、ガスの埋蔵量は5兆1000億立方フィート前後とされる。境界線を巡る対立から開発が遅れていたが、2018年3月に歴史的な合意が成立した。
オーストラリアのモリソン首相は、「実施法案の可決により、オーストラリアが東ティモールと協力し、双方の利益のためグレーター・サンライズを共同開発する用意が整った」との声明を発表した。
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