米MMF資産残高、2009年10月以来の高水準=iマネーネット

2019/08/22
更新: 2019/08/22

[ニューヨーク 21日 ロイター] – 米投資信託情報会社iマネーネットが21日発表した「マネー・ファンド・リポート」によると、米国のマネー・マーケット・ファンド(MMF)の資産残高が2009年10月以来の高水準となった。世界経済の減速や貿易摩擦を巡る懸念を背景に、投資家が低リスク商品に資金を振り向けた。

銀行預金に近い安全性を持つとされる課税MMFは現在、多くの米国債よりも高い利回りを提供している。

20日までの1週間でMMF資産は171億1000万ドル増え、09年10月以来の高水準となる3兆3280億ドルに達した。昨年末比では3570億ドル(12%)増加した。

課税MMF資産は173億7000万ドル増の3兆1920億ドル。非課税MMF資産は2億6190万ドル減の1356億9000万ドルとなった。

Reuters
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