欧州5カ国、北朝鮮非核化の具体策要請 国連安保理会合

2019/10/09
更新: 2019/10/09

[国連 8日 ロイター] – 国連安全保障理事会の欧州5カ国は8日、北朝鮮に対し、核兵器と弾道ミサイルを検証可能で不可逆的な形で放棄するための「具体的な措置」を呼び掛ける共同声明を発表した。

北朝鮮は今月2日、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実験を行ったとみられており、安保理はこの日、独英仏の要請に基づき北朝鮮を巡る非公開会合を開催した。

ベルギーとポーランドを加えた5カ国は共同声明で、北朝鮮によるミサイル発射は地域の安全と安定を損なうもので「国連安保理決議に明らかに違反する」と指摘。「安保理は決議を尊重させる必要があり、北朝鮮に対する国際的な制裁措置は完全、かつ厳格に実施されなくてはならない」とした。

北朝鮮の金星国連大使は前日、国連安保理で米英仏独が北朝鮮のミサイル発射を巡る問題を取り上げれば、北朝鮮の自衛意識は一段と強まると警告していた。

Reuters
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