カタルーニャ独立派に禁固刑判決、バルセロナで大規模抗議運動

2019/10/15
更新: 2019/10/15

[マドリード/バルセロナ 14日 ロイター] – スペイン最高裁判所が14日、カタルーニャ自治州の独立派指導者9人に9─13年の禁固刑を言い渡したことを巡り、同州の中心都市バルセロナで大規模な抗議運動が発生して混乱が広がっている。

バルセロナ空港には数千人の市民が詰め掛けて突入する構えを見せたため、阻止しようとする警官隊と数カ所で衝突し、2人が拘束された。

警察はツイッターで、一部の暴力的な抗議をしている人々がバリケードを築いたり、警官隊に物を投げつけたりしているとして、利用者などに注意を呼び掛けた。同空港は100便余りが欠航し、発着の遅れも出ている。

地元紙は医療当局の情報として、警官隊との衝突で37人の手当てが必要になったと伝えた。

また独立派の勢力が強いジローナ県では、抗議に集まった人たちが線路上でタイヤに火をつけ、バルセロナとフランスを結ぶ高速鉄道が運転を取りやめたほか、幾つかの地点で線路や道路が封鎖されている。

Reuters
関連特集: 国際