メキシコ大統領、米議会に新貿易協定批准を要請 賃上げなど約束

2019/10/18
更新: 2019/10/18

[17日 ロイター] – メキシコのロペスオブラドール大統領は17日、北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の早期批准を求め、米下院歳入委員会のニール委員長に書簡を送付した。メキシコの労働改革に向けて賃上げと改革遂行のための財源手当てを約束する内容。

大統領は物価上昇率を最低でも2%ポイント上回る賃上げを毎年続けると表明。同国財務省、議会下院、地方議会の議員に労働改革を確実にするための予算増額を要請したと明らかにした。

メキシコのセアデ外務次官によると、このための予算増額率は約23%の見込み。

財務省と労働省は既に労働裁判所、調停機関、雇用訓練などの財源として2020年度の補正予算約6900万ドルを要求している。

Reuters
関連特集: 国際