米加州の排ガス規制訴訟、トヨタやGMが再びトランプ政権を支持

2019/11/01
更新: 2019/11/01

[ワシントン 31日 ロイター] – 米カリフォルニア州による自動車の排ガス基準の独自規制に対し、トランプ政権が州権限の取り消しを求めている問題で、トヨタ自動車<7203.T>など複数のメーカーが、追加の2つの訴訟で政権側を支持する意向を示した。

政権側を支持する意向を示したのは、トヨタ、ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>、フィアット・クライスラー・オートモービルズ<FCHA.MI>など。カリフォルニア州など23州と環境保護団体が9月にワシントンの連邦地裁に起こした2つの訴訟で政権側を支持する。

トヨタやGMなどは28日遅く、環境保護団体がコロンビア特別区連邦控訴裁判所に起こした別の訴訟でも、政権側を支持する意向を表明。トランプ大統領はメーカーに謝意を示す一方、民主党や環境保護団体からはメーカーを批判する声が出ている。

フォード・モーター<F.N>、ホンダ<7267.T>、BMW<BMWG.DE>、フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>など他のメーカーは7月、カリフォルニア州と独自の排ガス基準導入で合意。トランプ政権を支持する意向は示していない。

現代自動車<005380.KS>、マツダ<7261.T>、日産自動車<7201.T>、起亜自動車<000270.KS>も、トランプ政権側を支持する意向を示している。

Reuters
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