大紀元時報

ボリビア情勢、制御不能となる恐れ 国連が警告

2019年11月18日 23時21分
11月16日、国連はボリビアにおける暴力が「制御不能」となる可能性があると警告した。写真はモラレス前大統領亡命後に起きた抗議活動から一夜明けたエルアルト。11月16日撮影(2019年 ロイター/Andrea Martinez)
11月16日、国連はボリビアにおける暴力が「制御不能」となる可能性があると警告した。写真はモラレス前大統領亡命後に起きた抗議活動から一夜明けたエルアルト。11月16日撮影(2019年 ロイター/Andrea Martinez)

[ラパス 16日 ロイター] - 国連は16日、ボリビアにおける暴力が「制御不能」となる可能性があると警告した。亡命したモラレス前大統領支持派と治安部隊が衝突して9人が死亡した事態に懸念を表明した。

モラレス氏は10日、10月20日の選挙における不正疑惑から警察と軍の圧力を受けて辞任。2日後、メキシコに亡命している。

モラレス氏は自らが追放されたことについて右翼による「クーデター」と主張。ツイッターで、「クーデターを起こした人々は、民主主義を求めたという理由で先住民らを虐殺している」と投稿した。

一方、暫定大統領就任を宣言したアニェス上院副議長は、モラレス氏が海外から暴力を煽動していると非難し、選挙の実施と反対勢力との協議を望むとしている。

バチェレ国連人権高等弁務官は、暴力の悪化で民主化プロセスが失われる可能性があると警告。「ボリビア当局が人権を全面的に尊重して事に当たらなければ、同国の情勢は制御不能となる可能性があると懸念している」との声明を発表した。

ボリビアに先立ち、チリでは社会的格差への抗議行動が暴動に発展して少なくとも20人が死亡、エクアドル、ベネズエラ、アルゼンチンでも、ここ数カ月、広範囲なストや抗議行動、暴動が発生するなど、近隣諸国でも暴力が激化している。

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