大紀元時報

マルタ首相が辞任表明、汚職追及の記者殺害事件巡る疑惑で

2019年12月02日 15時44分
マルタのムスカット首相(写真)は1日、辞任の意向を表明するとともに、与党の労働党に来年1月から後任者の選定作業を始めるよう要請すると述べた。写真は11月29日、バレッタで撮影(2019年 ロイター/Yara Nardi)
マルタのムスカット首相(写真)は1日、辞任の意向を表明するとともに、与党の労働党に来年1月から後任者の選定作業を始めるよう要請すると述べた。写真は11月29日、バレッタで撮影(2019年 ロイター/Yara Nardi)

[バレッタ 1日 ロイター] - マルタのムスカット首相は1日、辞任の意向を表明するとともに、与党の労働党に来年1月から後任者の選定作業を始めるよう要請すると述べた。

汚職問題を調べていた女性記者ダフネ・カルアナガリチアさんが2017年に自動車の爆発で殺害された事件で、政府の閣僚や高官とのつながりがあるとされる有力実業家が11月30日に事件に関与したとして訴追されたことで、ムスカット氏への退陣圧力が強まった。

ムスカット氏はテレビ演説で「私は労働党の事務局長に、新リーダーを選ぶ手続きを2020年1月12日に開始することを求める書簡を送る。この日に労働党の党首を、その後に首相を辞する」と説明。労働党は約1カ月にわたる次期首相の選定に取り掛かるとの見通しを示した。

1日には首都バレッタで、亡くなったカルアナアリチアさんの遺族を含む数千人が参加した反政府デモが行われた。

ムスカット氏は、事件発生以降自身が解決に向けて全力で取り組んできたとしながらも「幾つかの決定はもっと良い形にできた」と対応が不十分だったことを認めた。

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