米、北朝鮮の「浅はかな行動」望まず=国務省高官

2019/12/13
更新: 2019/12/13

[ワシントン 12日 ロイター] – 米国務省のスティルウェル次官補(東アジア・太平洋担当)は12日、トランプ大統領が経済発展に向けた北朝鮮との協力を期待する一方、米国は北朝鮮政府による「浅はかな行動」の再開を望んでいないと述べた。

次官補はワシントンでのイベントで、米政府は北朝鮮による新たな挑発を懸念しているかとの質問に対し「以前も脅迫を耳にしたことがある」と応じた。

北朝鮮は最近、ミサイル発射に加え、トランプ大統領に対する個人攻撃も始めており、米朝関係の悪化が懸念されている。スティルウェル氏は「大統領は北朝鮮と協力して同国経済の立て直しを助けたいと願っている。しかし北朝鮮が浅はかな行動を二度としてはいけないことを忘れてはならない」と語った。

北朝鮮は年末を非核化交渉の期限に設定しており、米国が交渉においてより柔軟にならなければ、「新たな道」を選ぶと警告。北朝鮮外務省は、同国の核問題に関する国連安全保障理事会会合の開催を巡り米国を非難し、米政府がいかなる対抗措置をとろうとも報復する用意があると表明した。[nL4N28M3TZ]

さらに「米国は口を開けば対話、対話と言うが、対話を開いたとしても米国が何ら提案を持ち合わせていないことはあまりにも明白だ」と主張した。

Reuters
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