大紀元時報

中国の子どもの顔認識情報、保護なく放置 ずさんなデータ管理

2020年01月20日 20時09分
データ監視を行う研究者はこのほど、中国の子どもの情報が保護されずネットに放置されていると指摘した。写真は貴州冠宇科技が開発・発表した、GPS機能付きトレーナーの「スマート制服」(貴州冠宇科技)
データ監視を行う研究者はこのほど、中国の子どもの情報が保護されずネットに放置されていると指摘した。写真は貴州冠宇科技が開発・発表した、GPS機能付きトレーナーの「スマート制服」(貴州冠宇科技)

データ研究者は、中国の何千もの子どもの生体情報が保護対策なしにインターネット上に放置されていることを発見した。共産党政権は、学校で生徒への監視ネットワークを敷いているが、ずさんな管理実態を露呈した。

オランダの非営利団体でデータ分析組織GDI基金の研究員ビクター・ジュベール(Victor Gevers)氏は1月15日、データベースは顔識別情報、位置情報、電話番号や両親の名前など個人情報を多分に含むデータベース「Safe School Shield」が、誰でも自由にアクセスできる状態になっていると報告した。

中国では、個人情報は漏えい後、闇市場で販売されることが多い。情報管理の不備は、未成年者を危険にさらす可能性がある。

ジュベール氏によると、子どものデータベースは四川省と甘粛省の23の学校と企業の個人データが含まれている。これらの学校の約半数は、チベット人やその他の少数民族の人口が多い地域にある。

四川省教育庁は、この情報漏えいに関する報道の取材要請に応じなかった。

ジュベール氏は、このデータベースを保管するアリババクラウドに知らせたという。直後、データが管理者によって保護された。データベースにある130万件以上の情報は10日間の収集分とみられ、少なくとも12月中旬から閲覧可能の状態にあった。

中国の学校で顔認識やその他の監視技術が濫用されている。2019年9月、南京の中国薬科大学は、教室内にAI機能による顔認識システムを導入し、学生の出欠席を自動的に記録させるほか、学生が真面目に講義を聞いているかどうかも追跡している。

2018年12月には、貴州の11の学校で試験的に「スマート制服」と名付けられたGPS機能付きのトレーナーを導入した。チャイナデイリーによれば、教師や親が生徒の行動と出欠席を確認できるという。貴州冠宇科技が開発した。

ジュベール氏は過去にも、中国企業による監視システムの個人データ管理のずさんさを批判している。2019年2月、同氏は深センの深網視界科技が管理するIDカードを含む数百万人の重要な個人データ、住所、誕生日などがインターネット上にすべて露出しており、誰でもアクセスできる状態だったと指摘した。

(蘇靜好/翻訳編集・佐渡道世)

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