訪日外国人数4月は99.9%減、コロナ禍で過去最少の2900人

2020/05/21
更新: 2020/05/21

[東京 20日 ロイター] – 日本政府観光局が20日に発表した4月の訪日外国人客数は、前年同月比99.9%減の2900人と、過去最大の減少幅を記録した。総数が1万人を下回るのは初めてで、客数は単月として過去最少だった。

新型コロナウイルス感染症の拡大で多くの国で渡航制限措置がとられたことから、全ての国と地域で、訪日客数がほぼゼロに近い数字となった。前年を下回るのは7カ月連続。

中国からの訪日客は同99.9%減の200人。

観光局は「新型コロナウイルス感染症の拡大により世界的に旅行需要が停滞しており、感染症の推移とともに今後の市場動向を注視していく必要がある」としている。

田端浩観光庁長官は会見で、インバウンド産業の従事者に対し、補正予算などを通じて事業継続と雇用維持のための支援に全力を投じる、と述べた。

*内容を追加しました。

 

 

 

(宮崎亜巳 グラフ作成:照井裕子 編集:内田慎一)

Reuters
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