トランプ氏、記念碑破壊を批判 「米国の歴史を抹消」

2020/07/05
更新: 2020/07/05

[ラシュモア山国立記念公園(米サイスダコタ州) 3日 ロイター] – トランプ米大統領は3日、中西部サウスダコタ州を訪れ、歴代大統領4人の顔が山肌に刻まれたラシュモア山国立記念公園で演説した。支持者らを前に、人種差別に抗議するデモの参加者が記念碑や銅像などを破壊し、米国の歴史を抹消しようとしていると非難した。

トランプ氏は、デモ隊は米国の政治制度の基礎を脅かしているとし、「左派による文化革命は間違いなく、米国の革命を転覆させることが狙いだ」と強調。

「怒れる群衆は、我が国の建国者の像や最も貴重な記念碑を破壊しようとし、都市部で相次ぐ暴力犯罪を招いた」と述べた。

この日のイベントには7500人が参加。多くの人は公衆衛生当局の助言に従わず、マスクを着用していなかった。

トランプ氏の選対陣営によると、大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏の交際相手で選対幹部のキンバリー・ギルフォイル氏がイベントの前にサウスダコタで、新型コロナに感染していることが判明した。トランプ・ジュニア氏は陰性だったという。

米国ではこの日、7州で新規感染者が過去最多を記録した。

*内容を追加しました

Reuters
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