コロナワクチン治験、被験者の2割が黒人・ヒスパニック=ファイザー

2020/08/22
更新: 2020/08/22

[シカゴ/ニューヨーク 21日 ロイター] – 米製薬大手ファイザー<PFE.N>の幹部は、独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック<22UAy.F> <BNTX.O>と行っている3万人規模の被験者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの後期臨床試験(治験)で、これまでに登録された被験者1万1000人のうち約2割が黒人もしくはヒスパニック系だと明らかにした。

ワクチン臨床研究開発担当シニア・バイスプレジデントのビル・グルーバー氏は、ロイターとのインタビューで「黒人もしくはヒスパニック系の割合は約19%で、それ以上を目指している」と語った。

黒人やヒスパニックのコロナ感染率は白人の2倍超に上るほか、先住民の感染率はそれ以上に高いことが調査で分かっている。グルーバー氏は、先住民の登録率に触れなかったものの、「当該人種の人々との接触を図るべく、多様な取り組みを行っている」とした。

Reuters
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