大紀元時報

「世論調査ではトランプ支持率を正確に測れない」 最新の調査が示唆

2020年09月01日 11時53分
2020年8月27日、ワシントン、ホワイトハウスのサウスローンで共和党大統領候補指名受諾演説を行うドナルド・トランプ大統領 (Chip Somodevilla/Getty Images)
2020年8月27日、ワシントン、ホワイトハウスのサウスローンで共和党大統領候補指名受諾演説を行うドナルド・トランプ大統領 (Chip Somodevilla/Getty Images)

最新の調査によると、共和党支持者の12%近くが「シャイな有権者」に分類されるという。「シャイな有権者」たちは大統領選挙で誰に投票するかについて、本当の思いを世論調査会社に公表することに消極的で、これは世論調査がドナルド・トランプ大統領の支持者を完全には把握できていないとの見方を裏付けている。

オンライン市場調査・データ収集会社のクラウドリサーチ社の調査によると、電話による世論調査の場合、共和党支持者の11.7%と無党派層の10.5%が、自分が支持する大統領候補について本当の考えを話さないと答えたという。これに対して民主党支持者の場合はは5.4%であり、共和党支持者の2分の1である。この結果は、世論調査はトランプ大統領への支持を過小評価しているとの主張を更に裏付けるものとなった。

クラウドリサーチの共同CEOで最高研究責任者のLeib Litman氏は、重要なポイントを説明するメモの中で、「今回の調査結果は、電話による世論調査が本当に正確なのか、考えさせられるものです。もし共和党支持者、無党派層、またはドナルド・トランプの支持者(党派を問わず)が世論調査に参加する可能性が低く、更に彼らが支持する候補者を正確に公表する可能性が低いのなら、それは本質的にバイアスのある世論調査結果を生み出すことになります」と述べた。

Litman氏はメモの中で、トランプ支持者の中に、世論調査者で本当の意見を話したがらない人がいるという議論があるが、それを支持する証拠がなかったことが、今回の調査を行うことにつながったという。彼は、この調査は「支持する候補者を最初に質問する傾向がある他の調査会社と同じ罠にはまらない」ように設計されており、有権者が電話の世論調査で本当の考えを話すことへの抵抗度を最初に探り、その結果を大統領選挙の世論調査の結論に反映させているという。

また、「調査の回答を、現在トランプ氏とバイデン氏のどちらを支持しているかで分類すると、以下のことが分かりました。トランプ支持者の10.1%が電話での世論調査では本当の考えを言わないだろうと話し、これはバイデン氏の5.1%の2倍になります」とLitman氏は話した。

この調査結果は、世論調査ではトランプ支持者の数が本当に過小評価されているという見方を強めるものとなった。また、2016年の大統領選で、当時の世論調査ではヒラリー・クリントン氏が勝つと広く予測されていた中で、トランプ氏が勝利を収めたことを説明できるかもしれない。

トランプ氏と彼の選挙運動のメンバーらは、「隠れた」有権者という現象について繰り返し言及してきた。これは大統領自身がいわゆる「無言の多数派(silent majority)」と呼んでいるもので、これによって彼がバイデン氏より多くの票を得て再選を手にするだろうと主張している。

大紀元の最近の論説記事の中で、元新聞発行者のConrad Black氏は、最近の大統領選の世論調査の多くがバイデン氏のリードを示す中、これらの世論調査に関する自身の研究について論じている。

「大統領の支持者と反対者との間で極端な対立と敵意があるこのような政治的雰囲気の中で、本当の意見を言うことに戸惑うのも不思議ではありません」と彼は書き、 「シャイな」 有権者現象による影響は大きく、バイデン氏がトランプ氏をリードしているとする世論調査が不正確であると結論付けられるとした。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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