米西部で懸命の消火活動、議員「大戦で爆撃受けたよう」

2020/09/18
更新: 2020/09/18

[17日 ロイター] – 米西部で発生した大規模な山火事はなお勢いが衰えず、各地で懸命の消火活動が続いている。

カルフォルニア州では8月中旬以降、これまでに130万ヘクタールが焼失。オレゴン州、ワシントン州でも今月上旬以降、約65万ヘクタールが焼失した。また、これまでに少なくとも34人が死亡した。

オレゴン州当局によると、同州と米国・カナダの消防士6500人が、政府当局や地域住民とも協力しながら消火活動に当たっているが、なお26カ所で火災が発生している。またカリフォルニア当局によると、州内26カ所の火災に対して1万7400人超の消防士が配備された。

オレゴン州選出のジェフ・マークレー上院議員(民主)はCNNに対し、地元の被害状況を確認するため約1000キロの距離を自動車で走行したが、「走行中、全く煙の中から抜け出すことができなかった」と指摘。「焼け落ちた街を見たが、まるで第二次世界大戦中に爆撃を受けたかのようだった。何千もの家屋や住宅が破壊された」と語った。

Reuters
関連特集: 国際