[東京 18日 ロイター] – 日本政府観光局(JNTO)が18日発表した8月の訪日外国人客数は、前年同月比99.7%減の8700人(推計)で、11カ月連続で前年同月を下回った。前年比で99.9%減が4カ月連続した後、減少率がやや縮小した。
政府観光局では、新型コロナウイルス感染症の拡大により、日本において査証の無効化等の措置が引き続き取られていること、多くの国で海外渡航制限等の措置が取られていることにより、22市場全てで5カ月連続でほぼゼロに近い数字となった、としている。
訪日外国人数は、5月に過去最低の1663人を記録し、その後は小幅ながら増加に転じている。
会見した観光庁の蒲生篤実長官は「観光目的での訪日が再開するのはもう少し先になるのではないか」との見通しを示した。一方、2030年に訪日客6000万人を達成するという政府の目標は堅持して取り組む姿勢を改めて示した。
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(宮崎亜巳 編集:内田慎一)
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