［シドニー　１日　ロイター］ – オーストラリア連邦統計局は６－８月の求人件数が５９．４％増加したと発表した。新型コロナウイルス関連の制限措置の緩和が寄与した。

３－５月の求人件数は４３．２％減少していた。

６－８月の求人１件当たりの失業者数は４．５人。３－５月の７．１人から減少した。

ロックダウン（都市封鎖）が導入されているビクトリア州や、同州の感染第２波が波及しているニューサウスウェールズ州では、求人件数が新型コロナ流行前の水準を大幅に下回った。

一方、西オーストラリア州、クイーンズランド州、南オーストラリア州、北部準州では、求人件数が新型コロナ流行前の水準を上回った。制限措置の緩和で労働需要が急速に回復している。

民間部門の求人件数は６－８月に６５．４％増。３－５月は４４．９％減少していた。

公的部門の求人件数は６－８月に２２％増。３－５月は２９％減少していた。