[東京 6日 ロイター] – 日本を含めた4カ国外相会談のため来日した米印豪の外相は6日午後、菅義偉首相を表敬訪問した。菅首相は「わが国が力強く進めてきた『自由で開かれたインド太平洋』(との概念が)、まさに地域における平和と繁栄に向けたビジョンとして国際社会に広く通じるようになった」と指摘し、菅政権でも基本方針とすると述べた。
さらに「新型コロナウイルスの感染拡大によるさまざまな課題に直面する今だからこそ、このビジョンを共有する多くの国々と一層連携を深め、国際的な協力を積み重ねていく必要がある」と指摘。「4外相の間で自由で忌憚のない議論が行われることを期待する」と述べた。
日本政府側の発表によると、3カ国外相は基本的価値を共有するパートナーである日米豪印が協力して、ルールに基づく自由で開かれた国際秩序を強化していくことの重要性に同意すると述べ、日米豪印4カ国として地域の平和と安定のために一層連携していくことを確認した。
表敬には日本側から茂木敏充外相、坂井学内閣官房副長官、阿達雅志首相補佐官らが同席した。
(竹本能文)
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