南アのバイオバック、コロナワクチン製造で国際機関などと協議

2020/10/15
更新: 2020/10/15

[ケープタウン 15日 ロイター] – 南アフリカの医薬品メーカー、バイオバック研究所は、新型コロナワクチンの製造について、グローバルなワクチン供給枠組みや製薬会社と協議していることを明らかにした。南アで必要とされる分の生産を目指す。

バイオバックは南ア政府と民間企業の合弁会社。同社のマホアナ最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、関連技術次第だが、コロナワクチンを年間で最大3000万回分生産できると強調した。

ワクチン製造での提携先候補について、同CEOは「どこがワクチン開発に成功し、技術的にも適しているかを見極める必要がある」とし「協議は行われており、合意に至ることを確信している」と語った。

世界保健機関(WHO)やワクチン普及を目指す国際組織「ガビ」とともに、各国でコロナワクチンの共同調達を目指す「COVAX」を主導する、感染症対策イノベーション連合(CEPI)のスポークスマンは、バイオバックをワクチンを製造する可能性がある企業として認めているものの、まだ合意はしていないと話した。

Reuters
関連特集: 国際