大紀元時報

中国元投資家、バイデン氏勝利を期待 トランプ氏再選リスクで売られる

2020年11月05日 17時14分
甘粛省にある銀行で、米ドル紙幣を数える銀行員。2019年6月撮影(STR/AFP via Getty Images)
甘粛省にある銀行で、米ドル紙幣を数える銀行員。2019年6月撮影(STR/AFP via Getty Images)

米大統領選の開票作業が行われる中、中国人民元は大きく変動した。11月3日午後9時頃、フロリダ州でトランプ米大統領への投票が行われると、中国人民元のオフショア市場レートは0.14975ドルから0.14831ドルに急落し、数分で1%下落した。

開票作業が続くと人民元は上がり、11月4日午前6時、0.15027ドルに達した。この数字は9時間前より1.3%高く、今年の最高値に近かった。その後、レートは1日を通じて安定した。

米サウスカロライナ大学の経営学教授・謝田氏は、中国政府はバイデン氏の勝利を望んでおり、人民元の投資家はバイデン氏が勝利すれば人民元の価値は上がると考えていると分析した。

「彼ら(人民元投資家)がトランプ氏がリードしている世論調査の数字を見ると、オフショア市場の人民元は下落し、中国国内の人民元もやや下落した」と謝氏は電子メールの取材に答えた。

マーク・インベストメント(Merk Investments)の上級アナリストのニック・リース(Nick Reece)氏も、米国の選挙が中国人民元の為替レートに影響を与えたとコメントした。

「人民元は実質的にトランプ大統領再選のリスクで売られたのだろう」とReece氏は大紀元の電話インタビューに答えた。「バイデン氏はかなりの大差で勝つと予想されていた。その後、開票が進み、接戦が予想されることが明らかになったので、人民元はかなり売られたのだと思う」

中国元は、米中貿易戦の緊張が高まった2019年9月4日、過去10年間で最低の0.13930ドルを記録した。米当局者らは、中国政府が人民元の為替レートを操作したと非難した。

米中両国政府は2020年1月15日、人民元の切り上げの約束を含む貿易協定「フェーズ1」に調印した。その後、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の世界的流行が起こり、世界経済は不安定となった。

5月18日、人民元は0.13962ドルに下落し、過去12カ月で最低値を記録した。それ以来、世界経済がパンデミックから回復するにつれ、少しずつ上昇している。

(NICOLE HAO/翻訳編集・佐渡道世)

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