ベルリンでのコロナ感染状況を非常に憂慮=独首相

2020/11/17
更新: 2020/11/17

[ベルリン 17日 ロイター] – ドイツのメルケル首相は17日、首都ベルリンなど数カ所で新型コロナウイルス感染拡大が抑制されていないことを極めて憂慮している、とした。現地の新聞社が主催するイベントで述べた。

連邦政府および州政府首脳らは16日、ロックダウン(都市封鎖)厳格化についての決断を25日まで先送りした。この協議の場でメルケル首相は、一段の強化が望ましいとしていた。

同首相は、感染者数は急増しているわけではないものの、依然として高水準にあると指摘。他人との接触を極力減らすように要請した。

国立感染症研究機関ロベルト・コッホ研究所(RKI)によると、17日に確認された新たな感染者は1万4419人、死者は267人だった。

メルケル首相は、高齢者や基礎疾患を持つ人など、全人口の約30─40% が危険にさらされているとし、「感染を抑制することが経済にとっても最上の策だ」と述べた。

ドイツは11月2日から1カ月間、緊急の部分的なロックダウン措置を実施している。

Reuters
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