[ワシントン 9日 ロイター] – 米財務省は9日、中国の犯罪組織「14K」のリーダーで、中国共産党の関連組織である中国人民政治協商会議メンバーの尹国駒氏と関連3団体を制裁対象に追加したと発表した。
また、汚職や深刻な人権侵害に関与したとして、リベリア国籍とキルギス国籍の計2人も制裁を科した。これにより、米国の管轄下にある3人の個人と企業の資産はすべて凍結されるほか、米国人との取引が禁止される。
財務省は尹氏の制裁リスト入りについて、14Kの活動を巡り麻薬密売、違法賭博、恐喝、人身売買などの違法行為に従事していたと説明。また、尹氏が所有・管理している事業がマレーシアやカンボジアで違法な犯罪行為の隠蔽などに関与しているとした。
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