米上院、国防権限法案を可決 拒否権無効化に必要な3分の2超支持

2020/12/12
更新: 2020/12/12

[ワシントン 11日 ロイター] – 米議会上院は11日、国防予算の大枠を定める総額7400億ドルの国防権限法案(NDAA)を賛成84、反対13と、トランプ米大統領による拒否権の無効化に必要な3分の2議席以上の賛成多数で可決した。

共和党の保守派の一部と民主党のリベラル派が反対した。

米下院も8日に賛成335、反対78で可決。こちらも3分の2議席以上の賛成多数となった。

法案はトランプ大統領に送付される。法案の賛成派は、圧倒的な賛成多数での可決により、トランプ氏が拒否権行使を再考することを期待しているが、ホワイトハウスによるとトランプ氏の姿勢は変わっていないという。トランプ氏は10日以内に拒否権の発動、法案への署名、署名なしでの法制化を判断する。

Reuters
関連特集: 国際