2021年1月15日 国会議事堂の周りに鉄条網が張り巡らされた (Samuel Corum/Getty Images)

<オピニオン> 文化大革命2.0の到来

2020年大統領選を経て、多くのアメリカ人は言論の自由が奪われた事に気づいている。大手ハイテク企業は不正選挙疑惑を含むバイデン氏に不利な情報を遮断し、トランプ氏のアカウントを永久に凍結した。大統領の言論さえ奪えるのだから、彼らにとって一般市民を黙らせるなど容易いことだろう。

バイデン政権が発足した後、友人のローズマリーにソーシャル・メディアの検閲について感想を聞いてみた。反トランプ派だった彼女も、彼らの強引な言論封鎖には不満を覚えたという。

私は以前からアメリカで文化大革命が起きると予測していた。去年、人々の顔や言動に「憎悪」が現れるようになったのを見て、中国での体験をふと思い出したのだ。

私は文化大革命の頃に成長した。中国人の大多数は同じ民族であるため、人種問題が利用されることはなかった。毛沢東と中国共産党は権力を掌握するため、人々に異なるレッテルを貼り、お互いを戦わせた。

当時、中国人は「紅五類」と「黒五類」に分けられた。「紅五類」は革命幹部、革命軍人、革命烈士、工人、農民であり、「黒五類」は地主、富農、反革命分子、破壊分子、右派である。通常、紅グループが黒グループに「階級闘争」を仕掛け、より激しく相手を糾弾する者が称賛された。

紅衛兵に参加した近所の女学生は、毛沢東への忠誠を示すために両親を告発した。彼女は両親が毛沢東を批判し、母が「旧い習慣」であるハイヒールの靴を隠したと通報した。まもなく彼女の母はハイヒールを首に吊り下げた姿で当局に連行された。彼女の父も職場から連れ去られた。その後、私は彼らの消息を知らない。

昨年アメリカでは子供が父親との会話をソーシャル・メディアで公開し、親を「人種差別だ」と批判している動画が話題になった。1月6日の連邦議会議事堂での集会に参加した母親を、ソーシャル・メディアで告発した18歳の女性もいる。その後、母親は仕事を失ったが、娘はソーシャル・メディアで英雄視された。これこそ中国の歴史を繰り返しているのではないだろうか?

半信半疑で聞いているローズマリーに、私はもう一つ中国での体験を話した。

私が子供の頃、先祖代々の土地を受け継いだ私の祖父は「富農」と分類された。村長は他の貧しい農民を引き連れ、「革命のため」と称して祖父の土地の3分の2を取り上げた。

数ヶ月後、祖父は木材が欲しいという甥のために、彼が自分で植えたポプラの木を切ってあげた。結婚式を控えていた甥は、手製の家具を用意したかったのだ。

しかし、誰かが祖父を通報した。村長は貧しい農民たちを引き連れ、祖父を罵り始めた。村の承諾を得ずに木を切ることは反革命的だというのだ。村長は拳を突き上げ、祖父を激しく糾弾した。結局、祖父は罰金を払い、村民の前で自己批判文を読み上げた後、騒ぎは収まった。

「今では大昔の遠い国での出来事のように感じる。でもそれはこの国で、すぐそこに迫っているのよ」と私が言うと、ローズマリーは軽く頷いた。

(エポック・タイムズHan Zhou/翻訳編集・郭丹丹)