接待問題、谷脇総務審議官を事実上の更迭 NTTは第三者委検討

2021/03/08
更新: 2021/03/08

[東京 8日 ロイター] – 武田良太総務相は8日朝、NTTからの接待問題が週刊誌で報じられた谷脇康彦総務審議官について、会食は事実と確認されたとして、大臣官房付に異動させると発表した。一方、NTTは総務省幹部との会食問題について「第三者委員会の立ち上げを検討している段階」だと明らかにした。

武田総務相は、谷脇総務審議官に関して、東北新社からの接待問題に関連した前回の調査の際に、国家公務員倫理法に違反する行為が他にもないか確認してきたにもかかわらず、報道を端緒として新たな違反が疑われる行為が確認されたことは遺憾だと指摘。「公務に対する信頼を著しく失墜させる行為を行ったことは遺憾」とし、「総務大臣として深くおわびする」と陳謝した。

総務省の調査によると、谷脇総務審議官について3件、巻口英司国際戦略局長について1件が、倫理法令に違反する疑いが高いと考えられるという。

*内容を追加しました。

Reuters
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