[台北 29日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は29日、中国軍機が台湾の防空識別圏への侵入を繰り返している問題について、毎回、台湾側の空軍機を緊急発進(スクランブル)させる措置を中止したことを明らかにした。
貴重な時間と資源の無駄を減らすためとしている。代わりに陸上のミサイル部隊が中国軍機を追跡しているという。
国防部の張哲平副部長が立法院(国会)で明らかにした。
従来は、中国軍機が防空識別圏に侵入するたびに戦闘機を緊急発進させていたが、その後、時間と資源の無駄を減らすため、相対的に低速の軍用機を緊急発進させる方針に転換。
その後、さらに方針を展開し、現在は「主に陸上のミサイル部隊を活用して(中国軍機を)追跡している」という。
同副部長は「消耗戦の問題を考えている」と述べた。
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