チェコで一番の富豪がヘリ事故で死亡、米アラスカ州でスキー旅行中

2021/03/30
更新: 2021/03/30

[プラハ 29日 ロイター] – チェコ一番の富豪で、同国の投資グループPPFの創始者でもあるペトロ・ケルナー氏(56)が27日、週末のスキーのため訪れていた米アラスカ州の山中でヘリコプター事故に遭い死亡した。

現場はアンカレッジ北東64キロの雪山斜面。この事故でケルナー氏やパイロット含め5人が死亡。29日には米安全当局が事故原因の調査を始めた。

犠牲者らが滞在していたロッジの広報担当者は、ケルナー氏が2012年以来の常連だったと述べた。

ケルナー氏は共産主義後のチェコで名を成した人物で、米経済誌フォーブスによれば資産は推定175億ドル。

フォーブスの20年世界長者番付では、メディア王ルパート・マードック氏と一族と並び68位に入っていた。

3月29日 チェコ一番の富豪で、同国の投資グループPPFの創始者でもあるペトロ・ケルナー氏(56)が27日、週末のスキーのため訪れていた米アラスカ州の山中でヘリコプター事故に遭い死亡した。写真はケルナー氏。撮影日不明(2021年 PPF提供)
Reuters
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