英議員団、ワクチンパスポートに反対表明 「差別招く」

2021/04/02
更新: 2021/04/02

[ロンドン 2日 ロイター] – 英政府が導入を検討している「ワクチンパスポート」について、70人以上の議員団が反対を表明した。

ワクチンパスポートは、新型コロナウイルスのワクチンを接種したことを示す証明書。

政府は、パブやスポーツイベントなど多数の人が集まる場所に入る際にワクチンパスポートの提示を求める案を検討しているが、野党議員や市民団体に加え、一部の与党議員からも「差別につながる」として反対する声が出ている。

超党派の議員70人以上が署名した声明には「我々は、一般的なサービス、企業、雇用への個人のアクセスを禁止する、差別的で対立を招く新型コロナ・ステータス証明書の利用に反対する」と記載されている。

政府はワクチンパスポートの導入について最終決定を下しておらず、複雑な倫理的問題があるとして、ジョンソン首相がゴーブ内閣府担当相(国務相)に調査を指示している。

Reuters
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