[ジャカルタ 5日 ロイター] – インドネシア南東部と東ティモールを襲った集中豪雨による死者が合計76人となった。
インドネシア国家防災庁(BNPB)は5日、東ヌサトゥンガラ州で洪水や土砂崩れによる死者数が少なくとも55人になったと発表。40人の安否が依然不明という。同州では少なくとも400人が避難している。
防災庁によると、複数の橋梁が崩壊したほか、倒木で一部の道路が通行できなくなった。高波で船が沈没する被害も出ているもようだ。
ジョコ・ウィドド大統領は被災者にお見舞いのメッセージを述べるとともに「医療支援や物資の配布、インフラ復旧などを急ぐよう指示した」としている。
一部の現地当局者は、死者数が100人を超えたと話しているが、防災庁は確認できないとしている。
一方、東ティモールでは主に首都ディリで21人が死亡。1500人以上が避難している。
インドネシア当局によると、豪雨をもたらした熱帯低気圧は同国から遠ざかっていくものの、今後24時間にさらに勢力を強める見通し。
*内容を追加しました。
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