トランプ大統領 米イラン協力で地下の「核の塵」を完全撤去へ

2026/04/09
更新: 2026/04/09

7日火曜日、トランプ大統領が設定した対イラン交渉期限を前に、トランプ氏は米・イラン両国が合意に達し、交渉開始のため2週間の停戦に入ることを発表した。水曜日(4月8日)早朝、トランプ氏は、イランが今後これ以上の濃縮ウランを保有することはないと明言し、両国が協力して地下深くの核の塵(濃縮ウラン)を撤去すると表明した。

水曜日、トランプ氏はSNSの「Truth Social」に以下のように投稿した。

「米国はイランと緊密に協力していく。我々は、イランが非常に実りある政権交代を成し遂げたと考えている!」

「イランでは、もはやウラン濃縮活動は行われない。米国はイランと協力し、地下深くに埋もれた(昨年6月に米軍のB-2爆撃機によって破壊された核施設の)すべての核の『塵』を掘り出し、撤去する」と述べた。

またトランプ氏は、破壊されたイランの核施設は、現在も過去も衛星によって厳重に監視されており、その任務を米宇宙軍が遂行していることを明かした。「攻撃が行われたあの日以来、いかなる動きも検知されていない」としている。

ヘグセス氏:イランが濃縮ウランを引き渡さない場合、他の措置もあり得る

ヘグセス国防長官は水曜日、ペンタゴンの記者会見において、イランが「自発的に」濃縮ウランを米国に引き渡す可能性を示唆した。

イランは、深刻な損傷を受けた核施設の地下に、純度60%の濃縮ウランを約1千ポンド(約454キログラム)埋蔵していると信じられている。このウランを入手し、核兵器製造に必要な90%の純度までさらに濃縮することは、技術的に比較的容易な段階にある。

現時点でイラン側は、貯蔵しているウランを第三者に引き渡す意向を明確には示していない。

「現在、これらのウランは地下に埋もれており、我々はそれを注視している」とヘグセス氏は述べた。「彼らが何を保有しているか、我々は熟知しており、彼らもそれを自覚している。大統領が述べたように自発的に引き渡すのであれば、我々はそれを受け取り、運び出す。そうでなければ、別の行動を取るまでだ。『ミッドナイト・ハンマー作戦』の時のように、我々は実力行使という選択肢を常に残している」

昨年6月21日の夜間、米軍は「オペレーション・ミッドナイト・ハンマー(真夜中のハンマー作戦)」と称し、イランの3カ所の核施設に打撃を与えた。主な標的は、イランのフォルドゥ(Fordow)ウラン濃縮施設であった。

フォルドゥ施設は山岳地帯の地下数百フィートの場所に位置していたが、米空軍のB-2「スピリット」ステルス爆撃機が、重さ3万ポンドに及ぶ地中貫通爆弾(GBU-57A/B 大型貫通爆弾)を投下し、これを破壊した。米軍は同時に、ナタンズおよびイスファハンの核施設も破壊している。

また、今年2月28日に米国が開始した「オペレーション・エピック・フューリー(壮絶な怒り作戦)」は、イスラエルの「オペレーション・ローリング・ライオン(咆哮する獅子作戦)」と協調して行われ、イランの指導部やミサイル基地、残存する核関連施設を標的とした。

トランプ氏:関税と制裁解除に関する交渉を継続

水曜日、トランプ大統領は投稿の最後で、米国は関税および制裁解除についてイランと交渉中であり、今後も継続すると述べた。米国側が交渉のために用意した15項目の重要事項のうち、多くの部分で既に合意に達しているという。

以前のメディア報道によれば、米国の「15項目和平計画」の内容には以下のものが含まれている。

・ナタンズ、イスファハン、フォルドゥにある核施設の解体。

・核兵器を二度と開発しないとの誓約。

・貯蔵済みの濃縮ウランを国際原子力機関(IAEA)に引き渡し、国内のすべての残存核インフラに対するIAEAの監視を受け入れること。

・イラン国内におけるウラン濃縮活動の全面停止。

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