インド、首都ニューデリーで夜間外出禁止 4月末まで

2021/04/07
更新: 2021/04/07

[ベンガルール/ニューデリー 7日 ロイター] – インドの首都ニューデリーは6日、新型コロナウイルスの感染再拡大に歯止めをかけるため、午後10時から翌朝5時までの夜間外出を禁止すると発表した。4月末まで実施する。

政府の保健当局者は、昨年を大幅に上回るスピードで感染が広がっていると警鐘を鳴らし、向こう4週間がコロナとの闘いにおいて「極めて重要」になると強調した。

インドでは5日、1日当たりの新規感染者数が初めて10万人を超えた。商都ムンバイがあり、感染状況が最も深刻なマハラシュトラ州は5日から厳格な行動規制を導入している。

保健省によると、インド全体の6日の新規感染者数は9万6982人。累計では127万人で米国、ブラジルに次ぐ多さとなっている。6日の死者は446人、累計では16万5547人となった。

世界で2番目に多い13億5000万人の人口を抱えるインドは、これまでに8090万回分のワクチンを接種した。接種回数は米国、中国に次ぐ数だが、人口当たりで見ると後れを取っている。

Reuters
関連特集: 国際