大紀元時報

米下院議員、香港大紀元工場への襲撃を非難「黒幕が共産党なら驚かない」

2021年04月13日 16時37分
香港大紀元の印刷工場に12日早朝、マスク姿の男4人が侵入し印刷機械を破壊した(工場内に設置された監視カメラの映像より)
香港大紀元の印刷工場に12日早朝、マスク姿の男4人が侵入し印刷機械を破壊した(工場内に設置された監視カメラの映像より)

米下院の共和党議員は12日、香港大紀元の印刷工場で起きた破壊事件を非難した。議員は、批判的な報道を黙らせようとする中国共産党が事件の黒幕であるなら、「これには驚かない」と示した。

同日早朝、マスクを付けた男4人(うち2人がハンマーを所持)が印刷工場に侵入し、機材やパソコンを壊した後、パソコン1台を持ち出した。

この事件で負傷したスタッフはいない。しかし、印刷機械が大きなダメージを受け、香港大紀元は当面、新聞の印刷と発行を中止することにした。

これは、2006年に香港大紀元が設立以来、受けた5回目の攻撃となる。前回の襲撃は香港民主化運動が勃発する2019年11月19日に起きた。

デビン・ヌネス(Devin Nunes)米下院議員は、大紀元英語版に宛てた電子メールの中で、「大紀元時報への度重なる暴力的な攻撃は、私の良心に衝撃を与えた」と述べた。「明らかに、中国共産党と香港のならず者らは、党の暴虐を報道するいかなるメディアにも我慢できない」とコメントした。

近年、多くの香港メディアが中国共産党に傾いている中、香港大紀元は、中国共産党の暴挙を報道する数少ない独立メディアの1社となっている。

「米メディアが『権力に真実を語れ』という独善的なスローガンを掲げている時に、大紀元時報は実際に、勇気を持ってこれを実行し、自分たちの理念を貫くために大きな代価を支払っている」とヌネス議員は語った。

スコット・ペリー(Scott Perry)下院議員は、中国共産党の統治を「暴政」と表現した。共産党は「脅迫、どう喝、暴力に頼り、自由と真実、自治を求める人々を抑圧している」と議員は非難した。また議員は、「中国共産党がこのような攻撃の黒幕であるなら、これは不思議ではない。中国共産党は一貫して、抑圧の暗い海を暴露するいかなる光も消そうとしている。これらの抑圧がこの非合法政府を生かし続けている」とした。

ジム・バンクス(Jim Banks)下院議員は声明の中で、今回の破壊行為は「非難されるべきだ」と示し、「香港の報道の自由は中国共産党の攻撃を受けている」と批判した。

香港の報道の自由は1997年に主権が中国に返還されて以降、徐々に侵食されてきた。国境なき記者団の「世界報道の自由度ランキング」では、香港は2002年の18位から現在の80位に転落した。原因は「中国当局からの抑圧」にあるという。

昨年7月、中国当局は香港で「国家安全法」を導入し、報道の自由への抑圧をさらに強化した。国家安全法は、国家分裂や政権転覆を行い外国勢力と共謀したと中国当局に認定された人に最高で無期懲役の刑罰を科す。同法の導入後、香港紙「蘋果日報」創業者でメディア王の黎智英(Jimmy Lai)氏を含む民主化活動家の数十人が起訴された。

中国当局は3月、共産党に忠実な「愛国者」による香港統治を拡大するために、香港の選挙制度を大幅に変え、民主派議員の議席を減らした。

ブライアン・バビン(Brian Babin)下院議員は、香港大紀元の印刷工場で起きた暴力事件は「真実を求める人々の声を封じ込めるための中国共産党の新たな企てだ」とし、「中国共産党の圧政の下で暮らし、自由を愛する仲間のために祈る。確固たる勇気を持ち続けるよう望む」と述べた。

(記者・Cathy He、翻訳編集・張哲)

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