ベトナム、ハノイ市でコロナ規制強化 新たなクラスター発生で

2021/07/19
更新: 2021/07/19

[ハノイ 18日 ロイター] – ベトナム当局によると、首都ハノイは市民に対し、19日から自宅に滞在するよう求めるとともに、不要不急のサービスの全面停止を命令した。ここ数日間に新型コロナウイルスの感染者集団(クラスター)が発生しているためという。

市は既に、飲食店の屋内サービス停止のほか、サロン、ジムなどの閉鎖を指示。感染が深刻な南部地域との鉄道・バスの往来を停止している。

5月以来の感染者数は、全土では5万人を超えているのに対しハノイでは400人超にとどまっているが、当局は新たな感染流行が見つかったことから、市内の一部地区で既に規制を発動している。

ベトナムは、的を絞った一斉検査や厳格な接触追跡、国境制限と隔離措置により、これまでは感染者数を比較的少なく抑えてきた。しかしここ数週間は新たにクラスターが発生し、保健当局者の間に懸念が浮上している。

グエン・タイン・ロン保健相は18日に行われた新型コロナの予防会議で、「今回の流行はこれまでとは違う。さらに悪い、最悪のシナリオに備えている」と述べた。

Reuters
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