[ニューヨーク 6日 ロイター] – 米ニュージャージー州のマーフィー知事は6日、秋の新学期から、同州内の公立学校で新型コロナウイルスワクチン接種の有無にかかわらず、屋内でのマスク着用を義務付けると発表した。幼稚園児から高校3年生までの生徒と教職員全てが対象となる。
デルタ変異株の感染拡大を受け、感染者や入院者が急増していることを踏まえた措置。
ロイターの集計によると、同州では新型コロナ感染者が過去2週間で105%急増。入院者数も過去4週間で92%増加した。同州ではこれまでに、約67%の州民が少なくとも1回目のワクチン接種を終えている。
米国ではマスク着用を義務付ける企業も相次いでいる。アマゾン・ドット・コムは、ワクチン接種の有無に関係なく、米国内の全従業員に対し、職場でマスクを着用するよう指示した。
同社の広報は、デルタ株の感染拡大を踏まえ、「状況を注視している」と述べた。
アマゾンはまた、9月7日までとしていた社員の在宅勤務期間を来年1月3日まで延長した。
金融大手JPモルガン・チェースの米国内の社員も、ワクチン接種の有無に関わらず、屋内やオフィス内の共有スペースでマスク着用が義務付けられる。社員宛てのメモから6日明らかになった。
ワクチン接種を済ませている社員に関しては、25人以上の社員向け屋内イベントへの参加を容認する一方、未接種の社員に対しては少なくとも週2回のコロナ検査を義務化する。
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