アフガニスタンの全権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、女子生徒の高校の再開について何も発表していない。写真は学校に通う女子生徒。9月18日カブールで撮影(2021年 WANA提供)

「学校に戻りたい」、授業再開を家で待つアフガンの女子生徒たち

[1日 ロイター] - アフガニスタンの全権を掌握したイスラム主義組織タリバンは、女子生徒の高校の再開について何も発表していない。女子生徒らは、兄や弟が学校に戻る中、家で待機することを余儀なくされている。

6年生より上の男子生徒の授業が再開してから、すでに2週間が経った。タリバンは、女子も学校に戻れるよう作業を進めていると述べている。

カブールで学校に通っていたマルワさんは、「女子を学校に戻らせてほしい。(女性)教師も学校に戻り、女子生徒を教えられるようにするべきだ」と語る。

「私はアフガニスタンの人たちと国のために、そして家族のために、いつか優秀な医師になることを夢見ていた。今は、自分の将来がどうなるのか全く予測がつかない」

現在のタリバンが、2001年までの旧タリバン政権時代よりも女性に自由を与えるのかどうかは、アフガニスタンの主要な資金源である支援金を拠出する海外諸国にとって、重要な議題となっている。

タリバンのムジャヒド報道官は、「教育省は、迅速に女子高生らの教育の場を提供するべく努力している」と9月21日の記者会見で語った。しかし教育省は24日、女子生徒らが学校に戻る日程については結論が出ていないが、動きがあればすぐに発表するとフェイスブックに投稿した。

アフガニスタンの女子生徒の教育と識字率は、世界基準と比べて低く、男子生徒とは大きな差があるものの、2001年の旧タリバン政権が崩壊したあと劇的に改善していた。

しかし日が経つにつれ、国連のミシェル・バチェレ人権高等弁務官やノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんらの人権活動家、そして外国政府関係者が、この20年の大きな社会的成果が無駄になることを危惧する声を上げている。