米国務長官、仏大統領と会談 潜水艦問題受けた関係修復目指す

2021/10/06
更新: 2021/10/06

[パリ 5日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は5日、フランスのマクロン大統領と会談し、欧州諸国間における安全保障上の連携強化に向けたフランスの取り組みを巡り協議した。

ブリンケン長官は米英が支援するオーストラリアの潜水艦開発計画で悪化した米仏関係の修復に向け、仏パリを訪問。ルドリアン外相とも会談した。

米国務省高官によると、ブリンケン長官はマクロン大統領に対し、防衛能力を高め、北大西洋条約機構(NATO)の同盟を弱体化させない形での「欧州の防衛と安全保障に関するイニシアチブ」を米政府は支持すると伝えた。マクロン大統領も、いかなる新たなイニシアチブもNATOと競合すべきではないという認識を確認したという。

高官らはブリンケン長官と仏大統領らとの会談が「非常に友好的」で、米英豪による安全保障の新たな枠組み「AUKUS(オーカス)」を巡る対立ではなく、将来の協力関係に焦点が当てられたと明らかにした。

Reuters
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