サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は7日、エネルギー供給が需要に見合っていない状況に懸念を表明し、エネルギー供給業者に対応するよう要請した。9月撮影(2021年 ロイター/Phil Noble)

米大統領補佐官、需要に見合わないエネルギー供給に懸念 対応要請

[ブリュッセル 7日 ロイター] - サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は7日、エネルギー供給が需要に見合っていない状況に懸念を表明し、エネルギー供給業者に対応するよう要請した。

欧州の天然ガス価格は需給逼迫などの要因で過去最高値を記録し、指標となる「オランダTTF」は年初来約600%の急騰となっている。

サリバン氏は7日、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長と会談し、天然ガス問題を巡り協議。その後記者団に対し「多岐にわたる理由から、米国は供給が需要の回復に追いついていない状況を深く懸念する」と語った。

ロシアが駆け引きの材料としてエネルギー供給を抑制しているかとの質問に対しては、「ロシアにはエネルギーを支配の手段や政治的武器として使用した過去がある」と応じた。

ロシアのペスコフ大統領報道官は6日、「ロシアはガス市場での動向に全く関与していない」と主張し、天然ガス価格高騰の要因は、景気回復やエネルギー需給逼迫などとの見方を示した。プーチン大統領も、欧州がロシアからのガス供給で長期契約を縮小し、スポット市場での調達を優先したことが失策だったと指摘した。

サリバン氏は、世界経済の回復を支援する十分な水準のガス・石油供給を確認したいとし、「エネルギー供給業者が需要の回復に対応できる十分な供給を確実にすることを期待する」と述べた。