空中給油中の F-35B(Photo by Leon Neal/Getty Images)

米F-35、日本南部で空中給油を実施 「いずも」離着艦訓練の一環で

米海兵隊のステルス戦闘機F-35Bライトニングが、海上自衛隊の空母「いずも」で離着艦テストを行った。海兵隊のソーシャルメディア・アカウントは12日、テストの一環として、日本沿岸で空中給油を行っているF-35Bの動画を公開した。針の穴に糸を通すかのような妙技に、視聴者は驚嘆した模様だ。

沖縄県北中城村にある米海兵隊基地キャンプ・フォスターに司令部を置く第1海兵隊航空団は12日、Twitterアカウントで、F-35Bライトニングが空中給油する模様を捉えた動画を公開した。撮影日時は公開されていない。

さらに同アカウントは13日、米海兵隊のデレク・ブラノン大佐ら一行が太平洋を航行する「いずも」に乗船し、海自の乗船員の案内を受けた。

いずも」には、米海兵隊ステルス戦闘機「F-35Bライトニング2」が3日、着艦した。この日米の連携は第二次世界大戦以降で初となった。パイロットである米海軍ロバート・ガイエット中佐は、米艦と「同じ感覚」で着陸できたと米軍機関紙・星条旗新聞のインタビューに述べた。

垂直/短距離離着陸機F-35Bについて、彼は「米艦船のために多くのテストを行った」と語った。ガイエット氏によると、パイロットは通常、艦船の上空40~70フィートでホバリングしてから着陸する。同氏によれば、当日の日本南部の海上は強風やうねりもなく、特別難しいものではなかったという。

ガイエット氏によれば、海上自衛隊と駐日米国大使館は、今回の「いずも」離着艦テストの成功のため、入念に事前準備を行なっていたと話した。「初めて実行することを、いとも簡単にやってのけたかのようにみせることが出来たのは、すべて準備がしっかりできていたおかげ。とても素晴らしい」と語った。

今回F-35Bを迎えた「いずも」の他に、海兵隊機は、英国海軍の空母HMSクイーン・エリザベスにも配備され太平洋に展開している。同機は今春、イタリアの空母カヴールでも海上試験を行っている。

(佐渡道世)