制限緩和へ…「Hey! Say! JUMP」愛知公演で「ワクチン・検査パッケージ」実証実験

2021/10/14
更新: 2021/10/14

愛知県は14日、コロナウイルス対策の行動制限の緩和に向けた「ワクチン・検査パッケージ」実証実験を、12月11日と12日に予定されたジャニーズ事務所の人気アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」愛知公演で実施すると発表した。実験では、ワクチン接種済証明や陰性証明書などを利用する。

実証実験では、入場者に対して、コンサート2週間前までにワクチンを2回接種しているか、72時間以内のPCR検査による陰性の確認を求める。実験では2日間で4回行われるコンサートで、1回につき満席の8000人の入場が認められる。

このほか、県は、入場者の連絡先リストの作成やイベント開催後のモニタリング検査、AI画像診断を利用してマスク着用率の確認、マイクロフォンのデータ解析を使った大声等の状況把握などを行う。コンサートののち、検査キットを郵送し感染状況を把握する。

県は、これらの対策を実施して感染拡大を抑えることができれば、従来の会場収容率50%の規制を解除し、収容率100%を認める。Hey!Say!JUMPのコンサートは、日本ガイシホール(名古屋市南区)で行われる。参加人数は2日間で計3万2000人を見込んでいる。

(蘇文悦)

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