台北のランドマークである「台北101」ビル。参考写真(Photo by Carl Court/Getty Images)

米上下院議員が軍用機で台湾訪問 国防省「訪台は一般的」

台湾メディアのTVBSによると、9日18時ごろ、複数の米上・下院議員を乗せた米海軍輸送機C-40Aが台北松山空軍基地に到着した。台湾外交部は、米国在台湾協会(AIT、駐台米国大使館に相当)が米議員団のスケジュールを調整していると述べるにとどめ、議員の名前や訪問目的、滞在期間などは明らかにしていない。

台北時報によると、訪台している米議員は6名だという。外交部は、「台湾と米国の交渉の結果であり、訪問者を尊重して詳細は後日報告する」と述べた。

米国防総省ジョン・カービー報道官は同日の記者会見で、米議員の台湾訪問を認めた上で、訪台は比較的「一般的」であり、台湾関係法に基づく米国の義務に従っていると答えた。議員団は慣例として、米軍機を使用しているとも付け加えた。

中国国防部は9日夜、米議員の訪台を非難し、「重大な内政干渉」だと警告を発した。また、人民解放軍東部戦域司令部が台湾海峡で合同戦闘準備パトロールを行ったと発表した。

米議員の訪台について、AITは記者団にジョン・コーニン上院議員の事務所を紹介した。同議員は4日、台湾の対中防衛能力を強化するため、無償供与や融資を組み合わせた年間20億ドルの武器・防衛装備品の支援を行う「台湾抑止力法案(Taiwan Deterrence Act)」の提出を率いた共和党議員のひとり。

上院の4日付リリースによると、コーニン議員は「私たちは中国がインド太平洋地域を不安定にし続けていることを目の当たりにしている。米国人として、台湾のような同盟国や外交パートナーを守るという約束を守らなければならない」と述べた。

この法案を提出したのは同議員のほか、上院外交委員会のジム・リッシュ上院議員や前駐日大使ビル・ハガティ上院議員、情報特別委員会マルコ・ルビオ上院議員など。

今年6月にも米上院超党派の3議員が訪台し、松山空港で蔡英文総統が迎えた。議員団は中共ウイルス(新型コロナウイルス)ワクチン75万回分の提供を発表した。