中国広西省で「市中引き回し」ネットユーザー「文革は続いている」

2021/12/31
更新: 2021/12/31
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国境に接している広西省百色市靖西市ではこのほど、感染予防措置に違反した人を「市中引き回し」にする事件が起きた。その映像がSNS上に広く拡散され、話題を呼んでいる。

動画では、首から本人の顔写真入りのポスターを掛けられた4人が当局関係者らしき人物によって抑えられながら、街中を練り歩く様子が映されていた。全員、防衛服を着用している。

中国メディアの28日の報道によると、「市中引き回し」にされたのは、ベトナム人2人と、この2人を不法に入国させた中国人容疑者の2人。ベトナム人のうち1人に感染が確認されたため、治療や隔離などを終えたばかりだった。

地元のメディアセンターによると、中国人容疑者に対して、自宅前での懲戒通告の掲示、複数メディアでの掲載、銀行口座やネットアカウントの凍結などの処分を下したという。

ネットユーザーから「晒し者にされる以上に屈辱的なことがあるだろうか?文化大革命は終わっていなかった。まだ続いている」と批判した。

中国当局は1988年に、死刑囚を含む犯罪者を「市中引き回し」に処すことを禁じた。しかし、この犯罪者を見せ物にする「恥辱」は、抑止効果を持つとされ、今なお根強く残っている。

2013年、貴州省の共産党書記の袁沢泓氏は、13歳の少女が不注意で自分の専用車に水をかけたことに腹を立て、少女に手錠をかけ、20数分にわたり市中引き回しにしたことでニュースになった。

今年6月、中国広西省南寧市で警官に連れられた犯罪容疑者が「市中引き回し」される映像がネットで流れていた。

(翻訳編集・李凌)