林芳正外相、ロシア支援なら「国際法上の責任を負う」 中国による援助報道めぐり

2022/03/16
更新: 2022/03/16
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林芳正外相は16日の参議院外交防衛委員会で、国際法違反にあたる武力行使を知りながらロシアに協力した場合、その国は国際法上の責任を負うとの認識を示した。中国によるロシア援助関連報道について質問した小西洋之議員(立憲民主)への答弁。

複数の報道によれば、米政府高官は中国がロシア側の要請に応じて軍事的・経済的援助を行う意思を示したと、米情報当局が北大西洋条約機構(NATO)とアジアの同盟国に外交公電で伝えたという。中国外務省およびロシアはこの報道内容を否定している。

小西氏は「ロシア軍に対して軍事物資を提供し支援すれば、中国の行動は国際法違反にあたるのではないか」と政府の見解を問うた。

林氏は「ロシアによるウクライナ侵略は主権と領土の一体性の侵害、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反」と従来の見解を強調した。一般論と前置きした上で「ロシアによる武力行使を知りながら、ロシアを支援・援助する国は国際法上責任を負うことになる」との考えを示した。

米国は中国のロシア支援の情報に触れ、中国を牽制している。サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は14日、中国外交担当トップの楊潔篪・共産党政治局員とローマで会談し、ロシア支援の示唆に「直接的かつ極めて明確な」懸念を表明した。また、支援した場合は「厳しい結果が待っている」と警告した。

日本の安全保障、外交、中国の浸透工作について執筆しています。共著書に『中国臓器移植の真実』(集広舎)。