オピニオン 法輪大法一般公開30周年記念特別記事

混沌とした世の中に、恵みと希望を

2022/05/15
更新: 2022/05/31

5月13日は、特別な意味を持つ日である。この日は、「真・善・忍」に基づいた佛家の修煉方法である法輪功(ファルンゴン、「法輪大法・ファルンダーファ」とも呼ばれる)の創始者、李洪志氏の誕生日で、「法輪大法デー」とも呼ばれている。

1992年5月13日、李洪志氏は中国吉林省長春市で講演会を開き、秘伝として受け継がれてきた法輪功を一般公開した。それから2年半、李洪志氏は精力的に中国各地で講演を行い、大きな反響を呼んだ。法輪功は、心身の浄化に著しい効果を発揮し、数々の奇跡を起こすことから、瞬く間に人気を博した。そして、口コミだけであっという間に全国に広まっていった。

それから30年後の今日、法輪大法は世界100カ国以上に広がり、学習者は1億人を超えている。李洪志氏の主要著作『転法輪』は40カ国語以上に翻訳され、欧米の政府機関から李氏と法輪功に対し、5000通以上の表彰状と祝賀状を授与した。

30年後の今、法輪功は中国共産党の暴政による邪悪な中傷と残酷な弾圧に耐え、ますます強くなっている。国内外の法輪功学習者たちは、真実を語り、迫害に抵抗することで、中国共産党の虚偽宣伝を払拭し、信仰の自由と尊厳を守ってきた。

毎年5月13日、中国と各国の法輪功学習者たちは、李洪志氏の誕生日を祝い、感謝を捧げる。多くの国の要人や民衆も、法輪大法を伝えてくださった李洪志氏に敬意を表している。

現在、人類は道徳と信仰の喪失という苦境に陥っている。疫病、戦争、共産主義、極左勢力の災禍は、人々の健康、安全、自由に対して深刻な脅威を与えている。この危機の時代、法輪大法は夜の暗闇の中で明るい光のように、人々の心を照らした。「真、善、忍」が救いの福音であり、法輪大法の創始者である李洪志氏が人類に再生の方向と希望を示していることに、ますます多くの人々が気付いてきている。

揺るぎない信念と正義感

1995年1月4日、北京公安大学の講堂で行われた『転法輪』の出版記念イベントで、李洪志氏は「私は、この大法を世の人々に伝え、それが高い次元で人々の修煉を導くことができる。低い次元では、如何に良い人間になるかを導くこともできる」と述べた。

1992年5月から1994年12月まで、李洪志氏は中国各地の政府系気功研究グループの招きで、多くの省・市で7~10日間の講習会を合計56回開催した。延べ7万人近くが法輪功の教えに耳を傾けた。

法輪大法は、心を修め、伝統に立ち返ることの大切さを説いている。これが、人々の幸せ、社会の安定、国の繁栄の基盤であり、保証である。 前世紀末、都市から田舎まで、中国各地の公園で早朝に行われた法輪功の集団修煉は、歴史に残る美しい光景であった。

当時の中国当局の発表によると、1999年初めまでに、中国大陸には7000万人から1億人の法輪功学習者がおり、社会の各階層に広がっていたという。法輪功が病気治療や健康増進に効果があることは、数多くの研究や報告で示されている。法輪功の修煉は、人々の健康を改善し、医療費を節約するだけでなく、人々の道徳と社会の風紀を向上させた。

「数日間の講義を通し、皆の世界観が根本から変わった」と、1994年12月に広州で開催された第5回講座の参加者の一人が回顧録にこう書いている。

「この間、お金や時計、金のネックレスなどの落し物を拾っても、それを自分の懐に入れる人は一人もいない。金のためならどんな悪事でも働く今の中国社会とは対照的である。困っている人を喜んで助け、誰もが他人のことを思いやり、それによって生まれる親切な行為は数え切れなかった」

もし法輪功が中国大陸で瞬く間に広がり、2億人、3億人、5億人、あるいはそれ以上の人々が「真・善・忍」を実践していたら、中国にどんな変化が起きたか想像がつくだろう。

しかし、1999年7月20日、法輪功の急速な普及を妬んだ中国共産党最高指導者・江沢民総書記(当時)が弾圧を開始した。以来、国内外の法輪功学習者は、 揺るぎない信念と正義感を持って、独裁政権の迫害に冷静かつ平和的に抵抗してきた。

多くの政府、財閥、企業、メディアが中国共産党の誘惑や脅しに屈する中、法輪功学習者は立ち上がり、中国共産党の人権迫害などの悪事を暴露してきた。

法輪功学習者の勇気は、中国大陸で迫害されている人々を鼓舞し、苦しんでいる無数の人々に希望をもたらしている。また、法輪功学習者の勇気は、世界中の善良な人々を鼓舞し、正義を求める声をさらに高めている。

法輪功学習者が広めた真実は、中国共産党の邪説と嘘が中国と世界の人々に与えた毒を徐々に取り除いてきた。また、法輪功学習者の働きかけにより、3億9500万人以上の中国人が中国共産党の関連組織から離脱し、精神の自由を宣言した。法輪功学習者は自分たちの権利を守るだけでなく、すべての人々の自由、正義感と良心を守っているのである。

国際社会からの支援と励まし

過去30年間、法輪功学習者は「真・善・忍」を生活の中で実践してきた。その優れた資質と精神性は、国際社会から高く評価されいる。法輪大法の価値と影響力は、ますます認識され、注目されている。

2021年の世界法輪大法デーで、法輪功は各国の要人から500通以上の表彰状と祝辞を受け取った。

今年の法輪大法会デーでは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国会議員、州議会議員、市町村議会議員が相次いで法輪大法デーを祝い、賞賛と祝意を表した。

5月13日現在、連邦・州議会議員、市長など100人以上のカナダ政府関係者が、法輪大法30周年を祝う挨拶文や声明を発表している。

5月13日、首都オタワのジム・ワトソン市長は、11年連続でこの日を「オタワ法輪大法デー」と宣言し、カナダ法輪大法佛学会に表彰状を送った。

連邦議員、州議員、ニューヨーク市を含む多くの市議会議員、市長、郡長、町長など、ニューヨーク州の高官69人が、世界法輪大法デーに表彰状と祝賀状を授与した。ニューヨーク州上院は4月26日、全会一致で「世界法輪大法デー」を祝賀し、法輪大法が人々の心身に恩恵をもたらすと賞賛し、「みんなが法輪大法を学びに来てくれることを期待しています」と述べた。

5月11日、ニュージャージー州上下両院は法輪大法デー30周年と創始者李洪志氏の多大な貢献を讃える決議案を共同で発表した。ニュージャージー州の27の市と郡が「法輪大法デー」を宣言し、表彰状を授与した。

中国大陸のある人権派弁護士は最近、法輪功の公式サイト「minghui.org」に送ったメールで、「真・善・忍は中華民族の希望」と賞賛している。 手紙には、「長年にわたり、私が接してきた法輪大法学習者の皆さんは、性別、年齢、文化、職業に関係なく、心から誠意と優しさを示してくれました。近い将来、『真・善・忍』を信条とする法輪大法は、中国大陸の隅々まで行き渡ると信じています」と書かれている。

おわりに

法輪大法の出現は人類にとって機縁であった。それは、悪を善に導き、道徳を再構築することである。この現象は、教養の域をはるかに超えている。文化、伝統、人間性の昇華と神性の回復、文明の盛衰に関わっている。

特に伝染病、戦争、災害が頻発し、多くの人々が混乱した生活に巻き込まれている今、李洪志先生の説いた「真・善・忍」は厳しい試練に耐えながらも、人々の心を照らす明るい光のようなものである。

5月、法輪功のパレードは再び行われ、天国楽団の音楽が再び街中に響き渡った。「世界は『真・善・忍』を必要としている」「道徳が戻れば人類に希望がある」「あなたが待ち望んでいたものはここにある」といった横断幕が、世界の主要都市に登場したのである。

法輪功学習者は、「真・善・忍」に導かれ、敬意と尊敬の念を持って、世界中に恵みと希望を広め続けていくだろう。

(文・中国語大紀元/翻訳編集・王君宜)

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