ワクチン接種後の血栓や異物混入…デトックスする方法は?

2022/09/29
更新: 2023/02/06

最近、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人の血管内に異常な血栓や金属粒子が確認されたとの報告が全米でなされている。いずれも異常な物質であり、人体に害を及ぼす可能性が高いと考えられている。筆者は、後遺症に対する解毒プロトコルの緊急共同研究の実施を訴えると共に、その解決法を探っていきたい。

相次ぐ研究報告

3人のイタリア人外科医は、ファイザー/BioNTech またはモデルナのmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン接種後に副反応を起こした患者の94%の血液に「赤血球の凝集と、由来不明のさまざまな形状とサイズの粒子」が確認されたとする報告書を発表した。

医師らは、接種1カ月後の1006人の血液を分析した結果、「酸化グラフェンに似た金属粒子や、おそらくその他の金属化合物が、mRNAワクチンに入れるのに適しているとメーカーが判断した混合物に含まれている」と結論付けた。

また、ワクチン接種から1ヵ月後、948人の患者(調査対象者全体の94%)に、「赤血球の凝集と、由来不明のさまざまな形状とサイズの粒子」が確認されと述べた。

韓国の医師らも同様の発見をしている。イ・ヨンミ医師ら3人が発表した「Foreign Materials in Blood Samples of Recipients of COVID-19 Vaccines(新型コロナワクチン接種者の血液サンプル中の異物」と題する論文の中で、ワクチン接種者8名から異常な物質が発見されたと結論付けている。

さらに、新型コロナワクチン分析のワーキンググループ「The Working Group for COVID Vaccine Analysis」によると、アストラゼネカ、ファイザー、モデルナの血液サンプルから検出された有害成分の一部は、メーカーの成分リストに記載されていなかったことがわかった。

同グループは新型コロナワクチンを接種した48人の患者の血液サンプルを最新の医学的および物理的測定技術を用いて分析した結果、すべてのサンプルから有害成分(主に金属)が検出されたとも指摘した。

「これらの物質は、暗視野顕微鏡(超微細構造の観察を行う技術)で見ると、大きさの異なる特徴的で複雑な構造をしている」「結晶化または分解過程の結果だと部分的に説明できたとしても、製造過程からの汚染としては説明できない」と述べた。

遺体から長い「繊維状」の血栓見つかる

新型コロナウイルスの流行以来、エンバーミング(死体防腐処理。遺体から血液を抜き、代わりに特殊な防腐剤を注入し遺体を衛生的に保つ技術)の現場では奇妙な血栓の確認が相次いでいる。米国の複数のエンバーマー(遺体衛生保全士)らは、遺体から多くの大きな、時には非常に長い「繊維状」のゴムのような血栓が頻繁に見つかっているとエポックタイムズに語った。

今まで見られなかった血栓が新型コロナウイルスまたはワクチンによって引き起こされたのか、あるいは双方によるものなのか、違う要素によって引き起こされたのかは、まだわかっていない。

アラバマ州で葬儀屋とエンバーマーの免許を持つリチャード・ハーシュマン氏によれば、2021年以前は、エンバーミングする遺体の5~10パーセントに血栓が見つかっていた。しかし、今では遺体の50〜70%に血栓が見られるという。

グローバルな連携でさらなる解明を

われわれ筆者2人は、医師としてワクチン接種を当初から見守ってきたが、前例のない知見に深い懸念を抱いている。

この件に関して独自の調査を行ったすべての科学者が警告を発し、世界の医学界にこの問題の深刻さを警告している。

ヒトの異常な繊維状の血栓に加え、このような金属物質を目撃した者はいない。

ワクチンの義務化を直ちに停止し、接種を受けた人の血液サンプルの世界的な共同評価を、直ちに行うべきである。

さらに、ワクチンの後遺症に対する解毒プロトコルの緊急共同研究が行われるべきだと考える。

金属物質やスパイクタンパク質を取り除く術はあるのか?

体内のスパイクタンパク質を減らすには、断食、N-アセチルシステイン(NAC)、天然食材、あるいは瞑想などのオートファジー促進法がよく使われている。

また、金属元素を体外に排出するのに有効な食品がある。その一例をご紹介しよう。

セリ科のハーブ植物であるコリアンダーは、食用および薬用として重宝されている。コリアンダーには多くの生理活性成分が含まれているため、抗菌作用、抗炎症作用、神経保護作用など、さまざまな薬理作用が認められている。また、興味深いことに、コリアンダーには鉛を解毒する作用もあるといわれている。

心身の瞑想法

心身のエクササイズは、身体のエネルギー場に関連するものが多く、金属に関連する毒性を除去する上で特別な効果を発揮する。

ここでは、私たちが最もよく知る瞑想法の一つを紹介したい。

法輪功は、法輪大法とも呼ばれ、「真・善・忍」を重んじる中国の伝統的な修煉法である。1992年に一般に伝え出されて以来、心身の健康と道徳性の向上に顕著な効果が見られるとして、人気を博している。その有益な健康効果により、1999年までに、中国本土で法輪功を練習する人は約1億人に達した。現在では、世界100カ国以上に広まっている。

1998年に中国政府が1万2731人を対象に実施した中国本土での健康調査によると、99.1%が治療効果を実感し、うち58.5%は持っていた特病が完治した。対象者のうち93.4%がなんらかの病気を患っており、49.8%が法輪功を修煉する前に高血圧、高脂血、肺疾患、免疫疾患など少なくとも3種類の治療困難な疾病に苦しんでいたという。

2016年に米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次総会で発表された研究では、法輪功を練習することにより末期がん患者の生存期間が大幅に延長されたほか、症状の改善など、大きな効果があることが示された。

今回の新型コロナウイルスの大流行は世界に多くの悲劇をもたらしたが、これを機に古い見方を捨てされば、マイナスの状況をプラスのチャンスに変えることができるかもしれない。

エポックタイムズのシニアメディカルコラムニスト。中国の北京大学で感染症を専攻し、医学博士と感染症学の博士号を取得。2010年から2017年まで、スイスの製薬大手ノバルティスファーマで上級医科学専門家および医薬品安全性監視のトップを務めた。その間4度の企業賞を受賞している。ウイルス学、免疫学、腫瘍学、神経学、眼科学での前臨床研究の経験を持ち、感染症や内科での臨床経験を持つ。