英大学で「台湾は国」主張…日本人留学生プレゼンに中国人留学生がブーイング

2022/10/28
更新: 2022/10/28

英国サウサンプトン大学で日本人留学生らが、プレゼンテーション資料のなかで「台湾は国」と示したことに対して、教室内の中国人学生が怒鳴る動画が、ソーシャルメディアで拡散されている。この騒動に他の学生たちが困惑している様子が収められている。

動画は中国SNS「微博ウェイボー)」のユーザーが22日、投稿した。動画のなかで、教室の中国人留学生は台湾の自治制度を否定する言葉を大声で叫び、別の学生が台湾の旗が映るプロジェクターを手で遮った。微博の動画は、この学生らの行動を「祖国のために勇気ある行動」など賞賛する言葉を並べた。

この動画は「大翻訳運動」と呼ばれる在外翻訳有志組織によってツイッターに投稿された。大紀元はサウザンプトン大学に取材を申し出たが返答は得られていない。

中共政策に過剰反応

台湾政策を含む中国共産党のイデオロギー教育を受けて、一部の中国人留学生や講師は海外で過剰反応する傾向がある。

米コロンビア大学大学院工学部は4月、反米思想の強い中国人留学生が米国人に対する殺害予告とみなされる意見を微博に投稿したとして、入学資格を取り消した。3月、伊ミラノ工科大学の中国人教授は、台湾学生が自身の出身地を台湾と説明したことついて「中国台北」に変更するよう圧力をかけた。

時事評論家の古風氏は大紀元への寄稿文で「一部の中国人留学生は共産党の洗脳を受けて破壊活動を行いかねない」とし、中国人留学生らを受け入れる各国政府や大学は「警戒する必要がある」と述べた。

中国共産党は在外華人に対しても大使館などを通じてイデオロギー教育を行っている。中国共産党第20回党大会の前後には、党体制に対する抗議活動が行われた。これを受けて、日本や米国などに置かれる在外華人組織・中国学生学者連合会(CSSA)は「中国の(良い)話を伝えるように」「敏感話題に触れないように」と学生らに通知した。

日本の安全保障、外交、中国の浸透工作について執筆しています。共著書に『中国臓器移植の真実』(集広舎)。
関連特集: 浸透工作